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はだしのゲン

2013.09.03

話題の「はだしのゲン」を大人買いしました。

松江市に端を発する「ゲン」騒動で、本の売り上げが大幅に増加しているそうですね

 

私が「はだしのゲン」を初めて読んだのは、小学校5年生の時でした。

当時の担任の先生が、私物である「ゲン」を教室に置いていました。

本について、先生からどんな説明があったのかは忘れてしまいましたが、

みんなで休み時間毎に回し読みしていた記憶があります。

 

私がぼんやりと覚えている中で、一番印象に残っているのは、

子供たちだけでも、どんな状況であっても生き抜こうという、

生に対する執念だったり、逞しさであったりします。

 

もちろん、戦争の悲惨さや原爆の恐ろしさ、平和の尊さが描かれていたのでしょうし、

ストーリーや描かれているエピソードも場面場面で思い出せるのですが、

生に対する執念といった方が強く残っています。

 

当時は10歳やら11歳であったので、描写が強烈だったような気もしますが、

そこにはさして嫌な印象は残っていませんし、果たして自虐史観を想起させるものだったかというと、

子どもの私にとっては、そこはあまり覚えておらず、

なんとも言えないというのが正直なところ。

ということで、この機会に改めて読み直してみようと思い立ったわけです。

この歳になって読んでみると、当時とは違った視点で見えてくるものがあるはず。

 

さて話はちょっと変わりますが、実は私は広島に行ったことがありません。

長崎に行ったこともありません。

ちょうど中学校の修学旅行で、私たちの学年から広島日程が消えました。

学生時代、広島を訪れたことのある母は、いまでもひとの影が焼き付いていた光景が忘れられないと言います。

当時からどう考えても実体ではない影が、どうして焼き付いて残るのかわからないけれど、

普通に考えてはわからないようなことが起き、傷跡まで残っている、これが現実なのだと思ったのだと。

 

ちなみに私は沖縄が好きで、ひとり旅などをしていたときに、ひめゆりの塔には何度か行きましたが、

原爆被害に対しては、その衝撃とはまた違ったものがあるようです。

 

個人的には子供たちには、本を読んでから(別にはだしのゲンでなくてもよいのですが)、歴史を知ってから、

現場に足を運ぶことで、様々なことを感じ取ってくれるのではないかと期待します。

そして当時はわからないことが多くとも、大人になって再び訪れた時に、

また新たな積み上げができるのではないかと考えます。

 

自虐史観を含む近現代史の認識の問題や自衛権をはじめとする憲法改正の問題は、

いま日本を考える上で欠かすことはできません。

 

今年こそ!「はだしのゲン」を読み直した暁には、広島、長崎に行きたいと思っています。

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